結婚を『人生の墓場』というなら、離婚した人は・・・
結婚は『人生の墓場』というたとえがあります。
一般的には、結婚することで「自由に使える時間やお金が無くなり、墓場に入るも同然」というような意味で使われます。
また、結婚生活にがうまくいかない時も、この『人生の墓場』という言葉が思い浮ぶと思います。
離婚経験者の皆さんは、この言葉が思い浮かんだのではないでしょうか。
もちろん私も、(私は離婚を切り出された側ですが、それでも)当時はこの言葉が何度も思い浮かびました。
このサイトをご覧になる皆さんは、ほとんどの方が以前の結婚生活を『墓場』だったと感じていたと思います。
では、結婚が『人生の墓場』だとしたら、離婚は、何でしょうか?
一度墓場に入って、また戻ってきたので、さしずめ『墓場から復活したゾンビ』でしょうか (苦笑)
でも、この離婚ゾンビ、バイオハザードのように ただうろうろと徘徊するゾンビとは一味違います。
生前より、人の痛みがわかります。
生前より、人を思いやることができます。
生前より、謙虚な心を持っています。
生前より、好奇心があります。
生前より、学ぶ意欲があります。
生前より、幸せになりたいと強く願っています。
『墓場から復活したゾンビ』は、一度『墓場』を経験しました。
一度死んだからこそ、生きる喜びがよくわかります。
そして、次に結婚するときは、『墓場』に戻らない方法も知っています。
だから、優しくて、強い。
だから、これからの人生を幸せにすることができる。
と、私は思っています。
余談ですが、
「結婚は人生の墓場」という言葉、本来の意味は世間一般で使われているネガティブな意味とは全く違います。
この言葉、元々はフランスの詩人ボードレールが残した格言です。
当時のフランスでは、梅毒が流行していました。
その頃はまだ、治療法が見つかっていなかったため死に至る不治の病として恐れられていました。
この状況に憂いたボードレールは、「誰彼かまわず性交する自由恋愛はやめなさい。生をまっとうするなら、まずは体を清めること。そして、墓のある教会で貴方が愛した唯一の人と結婚しなさい。」という言葉を残したのです。
この言葉が日本に渡ったときに誤訳され、「結婚は人生の墓場」となってしまったそうです。
今使われているネガティブな意味とはだいぶ違いますね。
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