『私、夫が嫌いです』|夫婦カウンセラーおすすめ 夫婦問題、離婚問題に悩むあなたに読んでほしい本(コピー)

男は全員モラハラ予備軍?男性も女性もぜひ読んでほしい1冊

夫婦カウンセラー×行政書士のMです。

 

今日ご紹介する本は『私、夫が嫌いです』です。

 

 


 

 

著者は、離婚相談30年の実績を持つ、弁護士の大貫憲介さん

 

 

男性のかたは、あまり読みたくないタイトルの本ですよね。。

 

私も男なので、正直読み始めるには勇気がいりました。

 

 

女性のかたは、「まさにこれ!」という共感の嵐かもしれませんね 汗
モラ夫の特性、対処方法、離婚の進め方なども載っていて、
今、まさに悩んでいる方はぜひ読んで欲しいです。

 

そして、女性におススメなのはもちろんですが、
男性の皆さんにこそ、ぜひ読んでほしい本です。

 

「男性は、いかに無意識にパートナーを傷つけているか」がよくわかります。

モラ夫の生産工場がある?

大貫さんは、30年の弁護士経験の中で、数多くの女性からの離婚相談を受けてきました。

 

その中で、妻を傷つけるモラハラ夫(以下、モラ夫)の発言や行動にあまりにも共通点が多いことに驚いたそうです。

 

まるで、モラ夫の生産工場でもあるのではないか・・・?
こんな疑いを持ってしまうほどでした。

 

主なモラ夫の特徴として、以下のようなものが紹介されています。

 

・具合の悪い妻の様子を見て、妻の心配よりも飯の心配をする
・家事を手伝った時に、妻から何か指摘を受けると「そんなに言うならもうやらない」とふてくされる
・妻が疲れたというと、「俺の方が疲れている」と言う
・「普通はこうだ」と普通を強調して非難する
・「いきなり言われてもわからない」と、お願いを聞き入れない
・「理解させないお前が悪い」と自分の努力不足を責任転嫁する

 

 

上のあげたのはほんの一例ですが、男性のかた、いかがでしょうか?
身に覚えの一つや二つ・・・どころじゃなく、ありませんか?

 

 

ていうか、こういう考えって、男性にとっては「あたりまえ」ではないですか?

 

でも、これらの言動によって、女性はとっても苦しんでいるということ、ご存じでしたか?

 

 

 

 

わたしも、前回の結婚のときは、
上記のようなモラ夫の思考を強く持っていました。

 

・俺は暴力はふるっていない。
・浮気もしていない。
・人並みには稼いでいる。
・世間からもいい夫だと言われる。
・だから、いい夫だ。

こんな風に、表面的には問題ないことだけで調子に乗り、
上から目線でパートナーを傷つけていました。

 

離婚を言い渡された時も、自分の何が悪いのか理解しきれませんでした。
なんで妻はこんなに怒っているのか。。。

 

どうしようもなく離婚をした後、自分の考えが間違っていたことを思い知り、反省しました。

 

再婚した今でも、やっぱりこういうモラ夫的な考えはふと浮かんできてしまいます。
改めよう改めようと、ずっと格闘しています。
モラ夫思考とは一生向き合い、戦っていかなければならないのでしょう。

ほとんどの男性には根本的にモラハラ思考が備わっている

モラ夫は、何かしらの人格障害などの障害があるのでは・・・?
こんな風に思う人もいるかもしれません。

 

しかし大貫さんによると、大多数の男性は障害を持っているわけでは無いそうです。
むしろ、社会的には人当たりもよく社交的であることが多い。

 

だから、自分が「モラ夫」だとは夢にも思っていない。

 

こんなケースが多いそうです。

 

 

では、なぜそんな普通の人たちがモラ夫になってしまうのか。

 

大貫さんは、社会全体の文化、ベースが「男尊女卑」の上に成り立っていることを指摘しています。

 

日本では、特に明治時代の民法による「イエ制度」による影響が大きいそうです。
明治の民法では、男を戸主とし、女は家に嫁ぐ者、そして、女は無能力者として扱うことを定めました。

 

そんな「男性優位」が思考のベース、世の中の「常識」として認識されている。
だから、男性には、当然のようにモラハラ思考が備わっていると。

 

さらに、昔はそんな「男性優位」に対して、ほとんどの女性は従わざるを得ませんでした。
働いて収入を得る手段が少なく、生きていくためには仕方がなかった。

 

今は、男女平等以上、ジェンダーレスの時代になっているのに、
いまだに男性の思考は明治時代から停滞しているということです。

モラ文化に反対した「福沢諭吉」、「男女平等」を謳う日本国憲法

私は、離婚の経験から、
「モラハラ的思考は改めるべき」と考えています。

 

ですので、この本を読んで、
非常に耳が痛い部分ばかりではありますが、
しっかりと受け止めたいと思いました。

 

 

この本の中には、昔、「男尊女卑」の文化に異を唱えたお二方を紹介されています。

 

 

■福沢諭吉

 

明治政府が法整備のために参照した「教女子法」「女大学」。
「妻は夫を主君として仕えるべし」という考えをベースとした人生訓であり、
男尊女卑の社会に大きな影響を与えたそうです。

 

「学問のススメ」で有名な福沢諭吉は、
この「教女子法」「女大学」の考え方に異を唱えています。
詳細は本を読んでほしいですが、一節だけご紹介。

妻が夫を天とするならば、夫は妻を神とするべきです

 

■ベアテ・シロタ・ゴードン

 

この方、第2次世界大戦後の日本国憲法の起草を担当した女性の方です。

 

戦前の日本で少女時代を過ごしたベアテ・シロタ・ゴードンさんは、
夫に理不尽に虐げられている日本女性に心を痛めていたそうです。

 

男女平等な社会にしたいという彼女の思いから、憲法24条は以下のように定められました。

⓵婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。
②配偶者の選択、財産権、相続、住居の選定、離婚並びに婚姻及び家族に関するその他の事項に関しては、法律は、個人の尊厳と両性の本質的平等に立脚して、制定されなければならない。

 

 

これらの思い、大切にしたいですね。

まとめ

以上、男性としての目線から、この本のおススメポイントを書きました。

 

この本に書かれていること、
男性の多くの方は『普通』『常識』と思っていたことかもしれません。

 

でも、その『普通』によって、多くの女性が傷つき、夫を嫌いになっている。

 

 

ぜひ一度この本に目を通して、自分はどうか考えてみてほしい1冊です。

 


 

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